院試が終わっていなかった
こんにちは。みしぇるです。
タイトルの通りです。結論から言うと、大学院内定を辞退して数学の道を目指すことを決意しました。
以下激寒自分語りです。
まず順を追って今の状況を説明したいと思います。
私は今年の夏に工学系研究科を受験し、合格しました。その後に書いた記事がこちらになります。
どこの研究室とは言えませんが、本当に私が合格したんだろうかと不安になるくらい凄い業績を出している研究室です*1。このあと研究室のゼミに参加させて貰ったりと、まあ順当に進んでいました。
ところがある時期から、本当にこのまま進学していいのだろうかという疑念を抱き始めました。というのも、出願のときにも散々迷って自分のやりたいことが分からなくなって、少なくとも自分のできることは物理だと思って物理に出願し合格したけど、実際これから2年間、いや多分5年間、ひょっとしたらもっと長い間、物理現象の解析を考え続けることができるだろうか?と考えたとき、いや、私がそこまで考えられるとしたら唯一「VOAと共形ネット」ではないか、と思ったのです。今まで趣味で「VOAと共形ネット」シリーズをやってきたけど、自分はこれを研究としてやりたいのではないか、と思い始めたのです。
そういう思考と、いや、興味は時によって変わるものだから、一時の感情で判断するのでなく、このまま良い研究室に進んで自分を磨いたほうがいいのではないか、来年数学を目指しても受かるとは限らないぞ、とか、理学系の方で自分を取らなかった教員がいて癇癪を起こしているだけではないか*2、などの思いが入り乱れ、ぐちゃぐちゃになりました。
悩みを抱えた私の精神は疲弊し、両親に相談している途中で言葉につまり、わけの分からない涙を流してしまうほどでした。そのせいで言語化ができないので、正確な自己分析ができず、自分の本当の心情が今でも分かっていません。今、本当に数学をやりたいの?と聞かれても、分からない、としか答えられないでしょう。しかし、もはや研究ができる状態ではないと感じました。春までに少し回復したとしても、少しでもこの悩みを思いだしたら、今のように頭がいっぱいになって研究に集中できないと感じました。
両親だけでなく、伯母、友人、教員、教務課、学生支援室など様々な人に相談しました。その結果、将来どうなるかは分からないけど、今の自分の精神のために、今年は内定を辞退して来年数理科学研究科を受験するのがいいのではないかという結論に至りました。
内定先研究室には本当に迷惑をかけ、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私の気持ちがわかってもらえたようでした。これからどう動くか未定ですが、たぶん留年休学することになると思います。
今回、間違いなく人生で一番悩みました。この決断を将来後悔しないように頑張りたいので、暖かい目で応援してもらえると嬉しいです。
それではまた。